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住宅でも様々なところで使用されることがある格子デザイン。
今回はこの格子がなぜ素敵に感じるかを科学的な目線で語りたいと思います!
格子とは
格子デザイン自体は、障子や欄間など、日本の建築に古くから利用されてきている伝統的なものになります。
基本的に、細い線材を縦横に組み合わせて生み出されることが多いです。工芸技術の中にはそれらを木材のみで複雑に組み合わせた組子という技術もあります。
とてもグッとくるデザインが多いのでぜひ検索してみてください◎
コントラスト
格子は光を通しつつも一部を遮ることで、落ちた影や、格子奥の背景がぼんやり見えたりします。結果、視覚的なリズムと光と影による明暗差(明暗と認識の仕組み記事参照)により立体的な空間に感じることができます。
公私空間の繋がり
また、格子は隣空間への配慮にもつながります。空間を直接的に遮断することなく、部分的な繋がりをつくる事で、空気的流れや気配を感じることができます。突然的な空間の切り替わりが、格子を使うことで柔軟に変動することが出来ます。ここに公私を気にする人間の心理的ニーズが存在しえると考えています。
装飾的な様相
現代的な住宅デザインの需要が高まりつつあるのも一つの要素と考えられます。格子自体、もともと日本伝統的な装飾でもあった為、日本人の感性に合致するものがありました。その直線的な仕上がりが、現在のシンプルなデザインへ馴染むこともあり、利用される場面も多く出てきます。
ここで上げたもの以外にも形や材質、方向など様々な要素が挙げられますが、格子の使用はあらゆる場面に対応可能ということがお伝えできていれば幸いです😊