「新スタンダード」
大きく吹く春の風が、新たな幕開けを象徴しているようです。長い冬の終わり、皆様それぞれの出発をお迎えしていることと存じ上げます。世界的な変化の年がスタートし、仕事や学校、ご家庭に新たな取組みがたくさん始まっていることでしょう。皆様、おめでとうございます。
どうぞお身体にご自愛いただき、じっくりとご自身の定番を見つけ築いて行ってください。
2025年新年、新アメリカ大統領就任から世界各国・国内ともに様々な情勢が日々変化していて、到底慣れることも定まることもできず、落ち着かない日が続いていると思います。新スタンダード(定番)はいつできるのだろう、新しい価値観はどのようになるのだろうと落ち着かない気持ちが続いている方も多いのではないでしょうか。もちろん私もそのうちの一人でございます。
そんな時、ある言葉に当たりました。
空海上人の教えを伝えるあるチャンネルの動画で、紹介されていました【大器晩成】という言葉です。
大きな器は、完成するまでに多くの時間がかかります。偉大な人物が大成するまでの時間も、それと同様に長い年月がかかり、遅れて頭角を現すものであるという表現です。
いま私たちが体験している変化は、百年単位の、大きな歴史の上でのパラダイムシフトかもしれません。私たちは全世界でその土台作りをしているのです。人々が仲良く平和に、豊かに、笑顔で暮らせる日常が永く続くように大器晩成の新スタンダード(定番)を築いて行きたいと、桜の蕾が開く春の日に誓いました。
2000年10月より、約25年間お届け致しましたこの「風のたより」を本号を持ちまして、お正月号のみの年一回の発刊とさせていただきます。今後は、4月にリニューアル致しますホームページや楽屋新聞、ブログに「コラム」として掲載させていただきます。多くの出会いとご厚誼に心より感謝申し上げます。大器晩成となりますように、一層精進して参ります。
